お産センターについて About Birth Center

当院では、妊娠経過に問題がない妊婦さんに関しては、みなさまが主体となってお産するアクティブバースを基本とし、人間本来の自然な流れに沿った自然分娩を行っています。
お産は命がけのもので現代医療をもってしても、母児の命に危険が及ぶ場合があります。その場合は、その都度みなさまに説明させていただきながら必要に応じて最善の方法を選択させていただきます。

入院時から出産終了までを経験豊富な助産師がサポートする「助産師のお産」を選択できます。
分娩経過に異常がみられた場合は、医師と連携しながらサポートさせていただきますのでご安心ください。

当院の会陰切開率は7％（日本の会陰切開率は初産婦で30～100％、経産婦で10～70％）で、不必要な医療介入はしないように努めています。母児の安全を第一優先とし、緊急の事態にも産科医や小児科医との連携をはかりチームで対応しています。

TOLAC（トーラック）とは前回帝王切開出産の既往をもつ妊婦さんが、今回の出産は経腟分娩を試みることを指します。
ご希望される方は、医師の許可と十分な説明を受け、理解が得られた場合にTOLACを実施することが可能です。
TOLACはリスクを伴います。母児の安全確保のため、必要時にスムーズに帝王切開へ切り替えられるよう、予め帝王切開の準備をさせて頂きます。

遠方にお住いの方は36週以降、当院の近辺に滞在されることを強く推奨しております

• 条件が満たされた産婦さんの場合は36週の時点で逆子であっても経膣分娩ができるよう、医師がお腹の外から赤ちゃんを回転させる外回転術を行っています。
• 万が一、逆子のままであっても条件が整えば経膣分娩を行っています。遠方からの希望者の受け入れも可能です。外回転術を行う際は1泊2日で保険が適応されます。当院かかりつけではない妊婦さんもお気軽にご相談ください。

• 双子のお産も条件が整えば経膣分娩が可能です。 ご家族や母子にとって最善の方法をご相談させていただきます。
• 2絨毛膜2羊膜双胎のみ取り扱っています。それ以外の方はNICUのある病院をご案内しております。